沖田のショットがバンカーに入り、
笠崎が勝負の神に嘆くのを石倉が制しての言葉。
石倉 「女神はんに文句を言うたらアカンで、笠崎はん。
女神はんは苦しい時、悲しい時のワテらの姿を見てはりまんのや。
そのワテらの姿で女神はんの沖田はんへの気持ちが決まって
いきまんのやで!」
『天網恢恢疎にして漏らさず』 という言葉がある。
疎であるから、網の目は粗い。
けれども、漏らすことはない。
女神は、ひととときたりとて、見ているようには思えない
けれども、ひとときたりとも、見てないことは無い。
だから、何も嘆くことはない。
冷静になすべきことを成していく。
プレイヤーだけでなく、ギャラリーもなすべきことをなす。
誰かが見ているとか、見ていないとかは関係ない。
その一体となったものごとの態度を見て
ギャラリーと一体となったプレイヤーの運命を
女神が決めていく。